微S執事と僕の日々3

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「暁斗、今夜はやっぱりこれから用がある? 僕は、戻った方がいいのかな」  一緒にいたい、と素直に言えればいいのに。  そっと唇を噛む昴に、意外な言葉が返ってきた。 「いえ、用は無くなりました。今夜は、昴様と共にいたいと思います」  昴は、眼を丸くした。  まるでこちらの考えを読んでいるかのような事を。  嬉しさが込み上げてくるその時に、暁斗はさらに昴を驚かせてきた。
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