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口で言うより手の方が早い、と暁斗は素早く椅子から立ち上がり昴をしっかりと抱きしめた。
「離せ! 戻る!」
「いいから、聞いてください」
そっと耳朶を舐め、軽く噛んでくる暁斗。
熱い息がかかり、昴はもがくのをやめ、ぞくぞくと震えた。
「昴様と寝ても、私は一度も淫を吐いたことはありません。それは解かりますね?」
「うん……」
「ですがやはり、そこは私も男です。出さねば体にも精神にも悪うございます」
「だね」
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