第1限目:入学式の朝

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第1限目:入学式の朝

2019年4月X日…。天気=晴天。最近は、地球温暖化の影響か『桜』の開花時期が年々、早くなり、あたしの住んでいる街でも『桜』は既に散り始めていた…。 あたしは、佐藤 葵(さとう あおい)、15歳。今年3月にA中学を卒業して、両親も通って居たO市内の『県立碧山学園高校』に入学するの。 今日が、その入学式当日。 あたしのおうちは朝食はパン食。ママがトースターで食パンを2枚焼きながから、フライパンで、ハムエッグかベーコンエッグを作る。たまに、スクランブルエッグ+ウィンナーの日もある。あたしは、焼けたパンには、甘いいちごジャム派。パパとママが、バター派だ。パパとママは、ドリップコーヒー派、あたしは牛乳入りのカフェオレ派。後は野菜サラダ+蜂蜜ヨーグルト。 しかし、今日は朝食時から、親子喧嘩をする羽目になった。 「パパ、ママ、今日のあたしの、『碧山学園高校』 の入学式だ よ。どちらかは、参列してくれるよね? パパとママの母校だ し。制服も変わって無いから 懐かしいんじゃない?」 あたしは、ダイニングテーブルから立ち上がり、真新しい『碧山学園高校』の女子学生の制服を両親に見せた。     
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