アマンダ

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女は飾り物を裏返して目の高さまで持ち上げ、そこに刻まれた名前を読み上げた 「レッド」 ぽかんと見上げていた俺が慌てて鞄を見ると 確かにそこに下げてあった飾り物がなくなっていた 「若いのに随分とあちこちいってるのね」 鍵の飾り物はシーフギルドの証 それに着けられた小さな輪は訪ねた街ギルドの証 ジャラジャラと飾り物を鳴らす女に慌てて礼を言いそれを受け取ろうとすると、すいと手を引いて女は薄く笑った 妖しい色気のある笑顔だった 「お礼に一杯奢ってよ」
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