囚われの

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何とか動こうとしてわかったことは、実際は殆ど動けないという事だった 目隠しをされて何か布を被せられている 手は後ろ手で縛られて、やはり布が被せてある 足はそろえて足首で縛られて、やはり(以下略 とりあえず俺を拘束した誰かは、恐ろしく念には念を入れて俺を縛り上げた。これは確かだ 力を抜いていれば引き攣る程度できつく拘束されている感覚はないのに、動く事が出来ない。いくらシーフの俺でも、ここまで拘束されてしまうとお手上げだ。むしろ後学のためにこの状態を客観的に見てみたいくらいだ。
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