紅薔薇の君

アマンダ

商隊の護衛といっても念のため雇われていただけで、とくに盛り上がるイベントもないまま淡々と旅をしてマリアに着いた

そして報酬を受け取り、今夜の宿を探しがてら、お決まりの私娼窟へ乗り出した

大きな街だけに正式な娼館もあるが、俺は私娼窟が好きだった