蝶々とひとひらの雫

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転校生のそばにいるうちに、少しずつ少しずつ彩雨にも話をする友達が増えていった。前により笑顔でいることが増え、とても楽しそうにしている。 しかし彩雨はふと、糸が切れたように小さな青い(はな)を零す。 二人きり、誰もいない場所で。 蝶は花の甘い蜜を、嬉々として(すす)
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