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青白くも見える月から、冴えざえとした月の光が降り注いでくる。
私の命も、この月明かりに溶けてなくなってしまえばいい。
そうしてもし、私の命で代えられるのなら、私の命を彼に与えて彼を救ってほしい。
神よ、どうか……。
「すでに魔物となってしまった罪深き身でありながら、神に祈ります……どうか、彼を助けて……ラズルを救って……。そのためになら、私の命も捧げます……だから、どうか……」
彼を、助けて……。
どうか、神よ……。
「凍りつく月夜の輪舞曲」
-end-
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