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弛緩した晴の身体を1度抱きしめ額にキスを1つ落とした睦月は優しい仕草でシーツを晴の身体に被せてから全裸で部屋から出て行った。
(何やってるんだ僕は・・・まだ会って2回目の相手に盛りの付いた犬じゃないか)
晴は両手を頬に当てると顔を真っ赤にしてコントロール出来ないうめき声をあげた。
(恥ずかし過ぎる~)
晴がそんな状態の中、寝室の扉が開き睦月が入って来た。その姿は逞しい身体にバスローブを纏い男の色気を振りまきながら無造作に晴に近づいてきた。
慌てて晴はベットから飛び起きると顔を合わせないように身体にシーツを巻き付けて小さくなって睦月の脇をすり抜けようとしたがその時、晴は動きを止めて固まった。
(僕、ゴムしてって頼んでなかった~、生でしたじゃないか~。僕のバカ)
蕾に出された愛液が晴の脚を伝い落ちようとしていた。
「どうした?」
「え、なんでもない…」
晴は余計に身体を小さくすると今度こそ脚を叱咤しながら扉の方に向かおうとすると、睦月の腕が伸び晴の腕を取った。
「場所が分かるのか?」
「あ、ごめん。分からない」
「こっちだ」
晴は睦月に腕を引かれてバスルームに向かって歩き出した。睦月から漂うシャンプーの薫りと自らの状態に頬を朱に染めながら晴はバスルームは足を向けて歩き出すが、こっそり見上げ斜め後ろから睦月の横顔を盗み見た。
「ん?どうした」
「いや、何でもない」
より頬を染めて今度こそ俯いて歩き、バスルームの前までくると慌てて扉に飛びつき中へと入った。脱衣所で身体に巻き付けていたシーツを脱ぐと洗濯篭にシーツを押し込むと浴室へと足を踏みいれて、シャワーを頭から浴びた。
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