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神が暴走?!、伝説の勇者を探せ
人間界(ジャペン)天ケ浜家
慌ただしく家事手伝いをしているのが、天ケ浜織彦
その後ろをついて来る小さな子供達は織彦の弟と妹達である。
「織兄、遊ぼうよ」
「お洗濯物が終わったら遊んであげるからそれまで手伝って?ね?」
「え?!!嫌だ」
「え?!じゃない、ちゃんと手伝わないとおかず無しのご飯になってもいいのかな?」
「嫌だ!!!」
弟と妹達は苦戦しながら洗濯物を畳み始めた
織彦も乾いた洗濯物を畳もうとした時、玄関のインターホンの音がした
「誰だろう?」
織彦は恐る恐る玄関へと向かいドアを開けた
「はい」
ドアを開けた先にはス?ツを着たセールスマン風の男2人が笑顔で織彦を見た
「久し振りだね、勇者様!私ですよ!龍岩城にいたカッコいい人、覚えてる?」
「えっ!?誰?龍岩城にいたカッコいい人?…ごめんなさい、全くわからないのですが、どちら様でしょうか?」
セールスマン風の男の一人は織彦の言葉に笑いを堪えていた
「何も用事がなければこれで失礼致します…」
織彦は玄関のドアを閉めようとした時、セールスマン風の自称カッコいい男はドアを必死に押さえた
「いやぁ!そういう訳にはいかないんだなぁ!君に大切なお知らせがあってわざわざ下界に来たんだよ!」
「下界?(嫌な予感がする)そういった話は困ります!お帰り下さい!」
セールスマン風の男達の後ろから家に入ろうとしていた織彦の父親の姿があった
「家に何か…?」
「むっ息子さんとは友達です」
「違う!全然知らない人達で友達じゃないんだ!」
「おいおい、私を忘れたのかい?大切な友達を!」
「本当に友達じゃなくて!!」
「玄関で立ち話しても話にならん、織彦の部屋で話合ってきなさい」
「とぉさん!…全く訳わからないよ」
織彦とセールスマン風の男達は織彦の部屋へと入った
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