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「え?!お茶とお煎餅なのぉお!紅茶やケーキとかセンス無い上に、私は仏の右腕なんだよ!もう少し考えてお茶!」
セールスマン風の自称カッコいい男は不満そうにお茶を呑んだ
「人の家に勝手にお仕掛けといてお茶へのことまで文句言われたくありませんよ、僕から言わせていただけば、今時、ラメ入りスーツにラメ入りネクタイな人なんてセンスを疑います、正直言ってダサいです」
織彦はセールスマン風の自称カッコいい男にそう言い返すと、男の一人は織彦にチラシを見せた
「仏による仏の為のキャンペーン?」
「チラシに書いてある、仏の座No2のイケメン、仏に最も近いイケてる仏の使いランク1位、そんなパーフェクトでカッコいい仏の右腕ことトッキー様とは私の事だよ織彦くん!」
「その秘書をしています光道です。どうですか?仏による仏の為のキャンペーン!是非とも君に参加してもらいたいと思いまして…」
「お断り致します、帰って下さい」
織彦はチラシを丸めてゴミ箱へ捨てた
「あぁ!君!どうしてそうなるの!仏の右腕がわざわざ足を運んで君に会いに来たのに!私を仏の中の仏になるよう力を貸してくれないか!!!!」
「僕は権力争いに興味ありませんから…」
「君じゃないと困るんだ」
「嫌だ、貴方のNo1仏への道なんて知りません、兎に角帰って下さい」
織彦は玄関の外にトッキーと光道を追い出した
「はぁ…困ったなぁ」
「今日の所は改めて出直しましょう」
トッキーと光道は天ケ浜家から離れた
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