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地底(地獄の底)
真夏のような暑さの中、赤鬼と青鬼は仕事を終えて休憩室にいた
「お疲れ青鬼」
「おっ!赤鬼もお疲れさん。そちらは街を開拓してるんだろ?羨ましいぜ…俺達の街はいつ開拓出来るんだか?」
「何を言ってんだよ赤鬼!開拓できるまで5百年も掛かってようやくだよ」
「そんなに掛かったのかよ…マジかぁ…俺等の街の開拓はまだまだ先か…」
赤鬼は溜め息をついた
「大変だぁあ!!!!!!!!!」
バタバタと慌ただしく駆け足で現れたのは黄鬼である
「どうしたんだ黄鬼?黄色い顔が青くなってるぞ」
赤鬼と青鬼は黄鬼の顔を見て笑った
「笑ってる場合じゃありませんよ!空から人が降ってきてるんです」
「何を言ってんだよ!冗談は牛乳瓶のような眼鏡だけにしてくれよ」
「本当に空から降ってきて怪我人もいるんです!後、できるだけ服や布用意してください!降ってきてる人達皆が裸なんです!」
黄鬼は棚の上にある布を持って外に出た
「ったく、意味が解らねぇこと言ってんなぁ」
「外にでてみるか」
赤鬼と青鬼は休憩室から外に出ると、空から雨が降るように人が落ちてきていた
「なんだこの光景…マジかよ…俺達が休憩室にいる間に何があったんだ」
「う…気持ち悪い…」
青鬼は人の雨と倒れて重なる人の山を見て吐き気がした
「!!青鬼しっかりしろ!」
「二人して立ってないで休憩終わってるなら手伝ってくださいよ!」
黄鬼は赤鬼と青鬼に怒っていた
「ったく、何があったんだ?」
「赤鬼お前あの中に行くの?」
「青鬼、お前は落ちてから来い」
「そうさせてもらうよ…」
赤鬼は青鬼の肩を軽く叩くと黄鬼のいる外へと向かった
「?青鬼?気分悪そうだけど大丈夫?」
青鬼の後ろから現れたのは鬼を取り仕切る地底の主、カイである
「カイ様、外を見てください…空から人が雨のように降ってきて…うっ」
カイは窓から外を見ると空から人が降ってきてる姿をみた
「何これ…凄く気持ち悪い夢でも見てるようだ…君が気分を悪くなるのが分かるきがするよ」
カイは赤鬼と黄鬼のいる外へと向かった
「カイ様」
「黄鬼、説明は後で聞くから怪我人を救急室に、遺体は霊安室に入れといて」
「はっ!はぃい」
黄鬼は怪我人を連れて救急室へ向かった
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