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おじさんの目が真っ赤に充血している(多分怒りで)。
「何故この状況で笑っていられるのデス。あなたはなにもわかっていない。」
「え?ちょっと待ってください。もう俺何が何だか、このモヤモヤの空間もよくわからないですし、おじさんのこともわからない。ここはなんですか?」
よくよく考えるとおかしい状況だ、さっきまで俺は下駄箱の前にいたはずなのに変な空間におじさんと二人だけだし、その人は怒りで目が充血している。怒りで顔を真っ赤にしたおじさんが口を開く。
「あなたは死んだのDEATH」
え?死んだ?!「ちょっと待って!?死んだの?!まだ高校一年生も終わってないし彼女も作ってないし!変でしょーもないチョコしかもらってないのに!死んだの?!俺?!うわぁああああんこんなカラフルなおじさんに呪われてしんだのかよおおおお」
訳の分からない空間で、死んだと言われた俺は物凄い慌てふためきだったようだ。
そんな半泣きの俺を見たおじさんは吹き出した。
「HA、HAHAHAッ面白いデスネFUFUFUFU。バレンタインジョークですヨ」
今度は笑って顔を真っ赤にしたおじさんが、笑いをこらえながらジョークだと言う。
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