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ますと言うと、それは無用じあ、お峰と呼ぶと、お峰が出て来てここに控えていますと言って出て来たので、おい、おなかの子供は大丈夫かと言うと、少しは動いた方が良いのですと言、
って、
旦那様済みませぬ、この腹の子は奥田家にくださりませ、女子なら婿を採りますと言うので、それは構わぬがと言うと、それなら玉姫様を正室に迎えて、今回の巡察に連れて行って下さ、
れと言うので、計られたのかと言うと、お勝つも米沢のお春も承知いたしております、玉姫様のお子を当主にして、それぞれの側室の子は家来にしていただけばよいのですと言うので、
みなが承諾しているのなら異存はないがと言うと、
政種が源之丞、源一朗も承知しておる、目出度い事じあのうと言うと、お峰が玉姫様の小太刀の腕は私より上にござれば、旦那様の助っ人には一番ですと言うと、玉が旦那様宜しゅうに、
と頭を下げるので、これはこちらこそと源三郎も頭を下げたのです、玉姫がそれでは明日は用意して玄海屋の船に乗りますぞ、お峰それでは奥にと言うと一緒に奥に下がったのです、
さすがの源三郎も女子達の謀ごとには気はつかなかったかと笑うので、いつお峰は玉姫様に目どおりしたのですかと聞くと、玉に頼まれたので、源之丞に根岸に連れて行き合わせるよう、
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