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「何でそれを必ず食べるんだ?」
「何でって、そりゃあ一仕事終えたご褒美だよ」
「ご褒美がないと仕事しないのはどうかと思うぞ」
「ご褒美ないと、仕事って感じしないさ」
「何で?」
「だって私、仕事とこのお店のホットドッグくらしいか好きなことないんだもん」
「じゃあ、仕事だけでも十分じゃん」
「そんなことしたら、趣味と実益を兼ねたただの人殺しじゃない。さすがにそれは嫌なのよ」
そう言って彼女は、指についた鮮やかなケチャップをペロリと舐めた。
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