電話

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扉を開けた先には、真っ白な部屋が広がっていたが、今までと違い部屋の真ん中に机が一つ置かれていた。 机に近づくと、見知らぬ携帯が一台置かれており手にする。 「これは、、、」 『それは見ての通り、なんの変哲もない携帯です。 そして、その携帯にはあらかじめ登録されている番号があります。 今からその登録されているもののうち一つを選び電話をしてください。 もう一度言いますが、一つです。 それに、登録されていない番号に掛けることは禁止します。 もし、掛ければ。 もう言わなくても分かりますね』 たいして鵜呑みにしていなかったエンドの話も、今では一言一句聞き漏らさずに耳を傾ける女。 何をどうしたらどうなるかは、もう分かっていた。 あとは、選択を間違えないことを祈るのみ。 エンドに言われた通り、携帯を開くと電話帳を開いた。 見ると三つ登録されていた。 ①警察②長谷川京子③宮島清 ①は誰もが知る警察、②の名前はどこかで聞き覚えのある名前、③は女の彼氏。 ※①②③からどれかを選び、それぞれのタイトルへ。
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