一通の封筒

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「はぁ・・・今日も疲れたな。」 就職の為、地方の田舎から東京に出てきて早4年。 毎日毎日、朝も夜も満員電車に揺られ、家に帰ってきたと思えば、晩ごはんも簡単に済ませ明日の仕事の為に寝る。 そんな日々に僕はどこか疲れていた。 今日も一通りの仕事を終え、マンション近くのコンビニで晩ごはんを買い家路に着いた。 本当にいつものように郵便受けを開けると、僕の所には一度も届いたことのない薄いベージュ色の封筒が一通、無造作に入っていた。 僕はその封筒を手に取ってみた。 表には僕の住所と名前。 裏にはこう書かれていた。 【日本秘密調査課】 そして日本秘密調査課の後には黒のインクで、おそらく鳥の形を型どったスタンプが押されていた。
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