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先輩と後輩、僕の3人は浅草駅から特急スペーシア号に乗車した。
向かうは日光。
広告代理店に勤めている僕は日光に新しくオープンするホテルの広告、宣伝の打ち合わせに赴くことになった。
その事を日本秘密調査課の平田さん夫婦に話したところ、日光東照宮にいてる20歳前後の格好をした1000歳の田中という人に会ってきてほしいという謎のミッションを言い渡された訳だか・・・。
 ̄ ̄ ̄ ̄
「石田!おいっ石田。」
「すみません!も、もう日光・・・?」
僕はどうも電車の中で眠っていたようで、先輩が肩を揺らし起こしてくれた。
「石田、なんか最近疲れてないか?大丈夫?」
「大丈夫です。すみません、ありがとうございます。」
「石田さん、週明けの月曜日は特にしんどそうというか・・・」
後輩からも心配されてしまった。
確かにここ最近は日本秘密調査課が忙しくなってきたこともあり、毎週のように顔を出していた。平日は会社勤めで、週末は日本秘密調査課のアルバイトで、疲れが体に貯まってきているのかもしれない・・・。
「まぁ夜は温泉でも浸かってゆっくりしろ、なっ。」
「ありがとうございます。」
「とりあえずタクシーで向かうか。」
僕たち3人は東武日光駅前から、打ち合わせをするホテルへ向かうことにした。
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