9人が本棚に入れています
本棚に追加
声をかけてみると、無言で睨まれた。
普段から悪い目つきがさらにえらいことに……。
「来たってことは、ヤるんだろ?さっさとヤろうぜ」
どうにかこの…状況から抜け出したくて、またマサキに跨った。ネクタイを緩めようとした手を、マサキの手に掴まれた。また加減ないな…痛えなもう。
座ってたその場に押し倒されて、両手首を一緒にマサキの片手で鷲掴みされて痛い。
「手首、痛えよ」
訴えてみたけど、やっぱり聞いちゃいなくて、離すつもりなさそう。
「マサキ、」
呼んで首を伸ばしてみても、いつもならくれるキスもくれない。それどころか、こんな段階でもうデニムとトランクス一緒にずり下ろされて、俺はビビった。やっぱりなんか変だよな、今日のマサキ。
「っなんなんだよ、おかしいだろいろいろ!」
脚をジタバタさせてみるけど、無駄なのはわかってる。マサキはびくともしない。
てか、なんで一言も喋んないのさ?
コロンと裏返されたかと思ったら、また手首を頭上で上から押さえつけられて、もう片方の手で腰を持ち上げられた。
んであのカチャカチャ音が聞こえてきて……
先っぽが、入り口に強引に割り入ろうとしてきた。いやそりゃないだろ。
「ちょ、無理!いきなりとか無理…うぁ」
本気で挿れる気?
最初のコメントを投稿しよう!