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私、高見ちづるの人生は、驚くぐらい、平坦…
起伏の乏しい人生だった…
それを変えたい…
もしかしたら、そんな願望が、私の中にあるのかもしれない…
溝口が、どこの誰ともわからない男と、私に見合いを提案して、断らなかったのは、本当はそれが理由かもしれない…
遊んでやれ!
不謹慎ながら、そんな感情が、私の中で、湧いたのかも、しれない…
遊ぶというのは、他でもない、自分自身に対して言っているのだ…
どこの誰ともわからない男と、見合いをする…
通常の私ならば、断る…
だが、断らなかったのは、遊ぶ=冒険したかった…かもしれない…
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