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興奮した声音で花喰い鬼は廻の耳元に囁くと、廻の平らな胸をするりと撫でる。撫でられるだけでも、廻の身体は情欲の火が灯されてしまい艶っぽい吐息を吐いてしまう。花喰い鬼は、廻の薄紅色の乳首をぎゅっと指でつまんだり、ぐりぐりと押し潰す様にこねくり回していく。乳首を弄られて、くすぐったさからもどかしい感じになっていき、思わず廻は太腿を擦り付けてしまう。そんな廻の様子を見下ろしていた花喰い鬼は、愉し気に笑むと廻の胸元に顔を近付けさせた。そうして、廻の薄紅色の乳首をぱくりと口に含むと、舐めしゃぶったり、ちゅうっと吸い付いたり、甘く噛んだ。
「んっ、ゃあっ!」
端正な顔立ちの男性に乳首を吸い付かれている光景が、あまりにも恥ずかしすぎて廻は顔を真っ赤に染まらせる。薄紅色の液体を飲んだ影響か、乳首に与えられる快楽の刺激が体中を駆け巡り、同年代に比べたら小さい廻の自身がゆるゆると硬くなっていく。花喰い鬼が廻の乳首を強く吸い付いた時に、廻は限界がきて達してしまう。
「ゃ、ぁああああ!!!」
喘ぎ声を上げながら、廻の自身から白濁をまき散らし腹を汚した。ぜぇぜぇと荒い息を吐きながら、廻はゆっくりと呼吸をして息を整えようとする。潤んだ瑠璃色の瞳はとろとろに蕩けきっていて、与えられた快楽の刺激で、頭がふわふわとして追いつかなかった。潤んだ瑠璃色の瞳で花喰い鬼の事を見上げると、興奮したかの様に悪い笑みを浮かべて紅色の瞳で廻を見下ろしていた。
「胸の刺激だけで達するとは、お前は淫乱だな」
「お、おれは……いんらんじゃ……な、い……っ」
乳首だけの刺激で達してしまった事に対して、淫乱だと言われて廻は目を見開いて、いやいやとむずがる様に首を横に振って否定する。花喰い鬼は愉し気に笑いながら、廻の両足を開かせる様にして、色白の片足を持ちあげる。首筋に噛み痕を残した様にしながら、廻の太腿にたくさんの噛み痕を残していく。花喰い鬼に噛まれる度に、痛みよりも快楽の刺激が体中を駆け巡り、廻は嬌声をあげる。
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