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【初恋のチョコの味~告白編】
バレンタインデーの放課後、
誰からも『チョコ』を貰う事が
出来ず…。
下校時に、
下駄箱を再確認するも『チョコ』=0…。
失意の中、
俺は下校の途についた…。
俺は、
心の中で
「2月14日、
バレンタインデーなんて、
大嫌いだ!」
と激高しながら叫んだ。
とぼとぼとぼ…。
下校の足取りは限りなく重い…。
その時だった!こんなバレンタインデー『負け組』の
俺に、
空から天使が舞い降りた気がした!
遠くから、
久し振りに聞く、
聞き覚えのある清楚で
澄んだ声が聞こえて来た。
「晶人、
待ってよぉ…! ハッハッ…、
キツイ…。
」
『初恋』のお相手、
内山 月菜先輩が、
全速力で、
俺を
追いかけてきたのだ。
俺は驚き、
「う、
内山先輩…! ど、
どうしたんですか?」
内山先輩は、
肩で息をしながら呼吸を整えつつ、
「ハッハッハッハッ…。
晶人、
歩くの速くない? あたし
久し振りに、
全速力でダッシュしたぞ! マジ、
キツイ…。
」
内山先輩は暫く、
深呼吸等しながら、
呼吸を整え、
やっと
普通に会話出来る様になった。
内山先輩は、
長い黒髪を手櫛で整えながら、
両頬を赤らめて
「実はさ…。
これ…。
晶人にあげたくてさ…。
よければ、
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