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【恋の処方箋】
2019年冬 ２月下旬。
A県B市立B総合病院。
東6階 整形外科病棟。
俺は、
飯島 健太（いいじま けんた）
17歳。
A県立欅が丘高校２年。
俺、
自宅が高校まで遠いから、
バイク通学なんだけど…。
寒波の影響をもろに喰らい、
俺の通学路の高校への近道
の峠道が『凍結』し、
アイスバーン状態となっていた。
親に中古で買って貰ったスクーターは、
運悪く？必然？
アイスバーンの路面にタイヤが滑り、
激しく転倒し、
左足が動かなくなり、
激痛が走った…。
俺は、
自ら、
学ランの上着ポケットで、
破壊を免れた、
スマホから『119番』通報し、
先週の土曜日早朝、
救急車で、
このB市立総合病院に、
緊急搬送された。
病院での『レントゲン撮影』で『左足首骨折』と
診断された。
その後、
東６階 整形外科病棟 605号室の4人部屋の
病室に入院。
ベッド上安静。
左足首をギプス固定され
『寝たきり状態』…。
全治２ヶ月の重症…。
退院は、
高３の１学期の４月下旬となる…。
俺の青春は、
終わった気がした…。
病室の天井だけを
見つめる辛い日々が、
数日続いていた…。
入院３日目の月曜日、
朝８時。
朝食中の出来事だった。
東６階 整形外科病棟の、
高木照美看護師長が、
俺の
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