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あとがき
ついに、ついに『END』を書く日が来てしまいました……寂しい。長かったような、短かったような。結花と過ごせた日々、私は嬉しくなったり、切なくなったり、どん底だったり……とても楽しかったです。
初めはマサくんの言いなりだった結花。マサくんなしの人生なんて、とまで思っていました。
それが、マサくんとの別れをきっかけに、“彼女役”としてでも創に必要とされることを嬉しく思うように変化します。
そこから自分の気持ちをはっきりさせ、すれ違いはあれど無事結ばれました。
それからはただ彼の理想通りになろうとするんじゃなく、自分の道は自分で決めていきます。
キスだって、避けます!笑
自分の身なりすべてをマサくん色にしていたのに、創には髪をストレートにするのも事後報告でした。
実家へ戻り、親孝行をしながら母園で働くということもやめません。
けれどその代わり、1年頑張ったら彼の元へ行きたいと、素直な自分の気持ちを伝えます。
恋愛は、女性にとって人生を左右すると言ってもおかしくないくらい、生活の、心の大部分を占めることだと思います。
だけどそれに縛られてばかりいると、本来の自分の願いも、幸せも、進みたい道も分からなくなってしまいます。
私がこの作品を通して伝えたかったことは、恋愛も、好きな人も、恋人も、とても大切。だけど、“自分の幸せ”は自分で感じ、そうなるためにはどうしたらいいのか考え、そうなれる未来に向かって努力していってほしいということです。
自立した、素敵な女性として輝いて欲しいと思っています。
だけど、時々ほんの少し振り返ってみて、今の自分があるのは誰のお陰なのか、結花の場合は両親が大きかったのですが、その人への感謝の気持ちもぜひ大切にしてほしい……。
そんな想いでこのお話を綴ってきました。
可憐な花を添えて。
前作から凛乃、沙織、桃也、優羽(気づいてくれた方、ありがとうございます)を出せたことも嬉しかったです。
たくさんの作品を読まれている皆様なので、ここはきっと拙い文章だったと思います。
更にかなりの筆遅な私に、長い間お付き合い頂き、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
私が今日までこうしてやり遂げられたのは、本当に読者の皆様がいてこそです。
改めて、本当にありがとうございました。
また、皆様にお会い出来ますように。
2019.11.28 凛彩
※次のページはスター特典、次の作品について です。
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