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「ほう…ゴーストとそこまで密に接触していたか」 「タケルのことを知ってるのか…!色々やらかそうとしてるんなら…ぶっ倒す」 二振りの刀を構え、対峙する。 吹いていた風が雲を流し、月明かりが射し込む。 「ハァッ!」 「…ム!」 振り下ろされる二刀。それをキングは器用に捌き、腹に一撃を見舞ってくる。 「っ…!」 後退する身体。 だが…。 「…お前、幹部だったっけ?」 「…それがどうした?」 脳裏に浮かんだのはあの刀を持ってたやたらと強いヤツ…。 名前は…聞いたっけ?忘れた。 「あの刀野郎よりは弱いと思っただけだよ!」 「なにぃ…!?」 青筋が立ったのが仮面越しでもわかる。 「隙ありぃ!」 『ダイカイガン!オメガスラッシュ!』 二振りの刃に流れる波動をぶつけられ…大きく奴がよろめく。 「悪いけど考え事の最中だったんでな…!終わらせさせてもらうぜ!」 『ダイカイガン!オメガストリーム!』 二刀が一本の薙刀となり 「っらぁああーーーーー!」 振り抜いた一閃が、前方に大爆発をおこした。 「ぬぅう…!」 爆発が晴れた時、奴の視界から俺は姿を消していた。 「呼道 勇騎ィ…!」
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