解けないのなら溶けてしまいたい

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私はゆっくりと、彼のものを口に埋める。 「っ..。」 彼は、声なのか吐息なのか、わからないけど。色っぽい。 彼のものを吸い寄せて。顔を上下に動かす。 少しずつ、早く。 彼の吐息も、早くなるのがわかる。 「っ、もぅ、大丈夫だから....。」 吐息混じりで、彼は私の頭を掴む。 私はゆっくり彼自身から口を離す。 さっきも大きいと思ったそれは、また一回り大きくなった気がした。 彼が私に背を向けたから。 私は彼の背中を見ながら、寝転んだ。 彼の背中は、意外と広かったりする。 私以外に何人が、この事実を知っているのだろう。
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