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虚ろな視界に、大和くんがスゥエットを脱ぐ姿が映った。引き締まった体。胸板は厚みがあってウエストは細い。服を着ていた時には感じなかったけど、無駄に色気のある体をしていて、まだパンツは履いているけど、それでも目のやり場に困ってしまう。
「なんで俺の方見ないん?」
顔を背けようものなら、また顎の辺りをつかまれる。
「だって……」
言えない。この体にこれから抱かれるんだって思ったら、心臓がドクドクして秘部がまた熱を帯びてきているなんて。
「もしかして感じてんの?」
彼の指が秘部に当たると、さっきいったばかりなのに、くちゅっと濡れた音がする。
「あっ…はぁっんんっ……。」
ねっとりと彼に指先に蜜が絡まっていく。こんなに厭らしい自分に、自分だって出会ったことがない。今日は変なのだ。大和くんが触るたびに、体が敏感になって、少しのことでも濡れてしまう。
「俺の体、有栖さんの好みやった?」
どうしてこの人はこんなにも余裕なんだろう。ボクサーパンツからもおちんちんが勃起しつつあるのは感じるけど、まだ挿れてくれる気配はない。
大和くんは私の足を開脚させると、あろうことか秘部に顔を埋めて唇と舌を使って、吸い付くように舐め始めた。
「やぁ…だめぇ……」
ちゅっ…くちゅっ…舌が舐めて唇が吸う音が部屋に響く。大和くんは手で秘部を押し広げると、さらに奥へと舌を滑り込ませていく。
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