第3話『熊さん八さん』

2/4
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/85ページ
    ぺこりんにはちゃんと教えておかないと、     何を言い出すか分らないから危ないですって♪ 楡木 :それも一理あるな‥ 成瀬 :コホン。それでは‥     むかしむかしのコトじゃったぁ~♪ 楡木 :一年前だ 大谷沢:オチ研とオワ研が、まだ一つだった頃の話じゃ‥ 楡木 :ファンタジーの語り部か! 成瀬 :去年の一学期までは みんなオチ研に在籍していたんだよ♪ 楡木 :だが、ウチの師匠と現在オチ研 部長、開藤との婚約の話が     公になってしまってな‥ 皆川 :ほほぅ♪ 師匠が婚約ですかぁ♪ 【間】・・・ 皆川 :えぇー!! 大谷沢:おぉ♪ 良いリアクションじゃネェか♪ 楡木 :まぁ幼馴染の親同士が決めた許嫁とはいえ、     高校生には刺激的な話でな‥     部内でも冷やかされるようになってしまって 大谷沢:落語どころでは無くなってしまったのだぁ! 楡木 :で、それを見兼ねた我々の先輩達が落語研究会の女子版     『お笑い研究会』を作ったんだ。 皆川 :でも、許嫁なんて素敵じゃないですか♪ 楡木 :開藤の親父さんが現役の落語家でな、     二人共 幼い頃から落語を聞いて育ったサラブレッドなんだよ。 大谷沢:二人共、落語家志望だしな♪     
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!