第1話

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すると、橋本が一樹の肩をつかみ言った。 橋本「まだ話しは終わってねーよ。てゆうかなんでお前が夏芽を助けるんだよ」 一樹「コイツは俺の幼なじみだ。昔からずっと一緒にいる。そんな奴をほっとけるわけねーだろ」 そう言うと、一樹は肩に乗った手を振りほどき、保健室の方へ行った。 橋本「チッ」 すると、先生が来て、3人は1週間停学になった。 日葵が目を覚ましたのはベッドよ上だった。 日葵「う…」 目を開けたら、ベッドの外(カーテンが閉まっている)から話し声が聞こえた。 その声は聞き覚えのある声だった。 すると、シャッ!とカーテンが開き、一樹が日葵の方を見た。 一樹「日葵…。先生、日葵起きてます」 保健室の先生「あら、夏芽さん。あなた橋本くん達にボール当てられたのよ?それも当たったのは頭でしかもバスケットボール。でも桧山くんが保健室まで連れて来てくれたのよ」 日葵「え…一樹が?……あ!入学式!」 先生「もう終わったわ。残念ね、でも桧山くんも出てないのよ?」 日葵は不思議そうに答えた。 日葵「え?なんで一樹もなんですか?」 先生「あなたが起きるまでずっと保健室に居たわ。心配そうにあなたの事を見てた」 日葵「一樹…ありがとう」 一樹は顔を赤くして、そっぽを向いた。 一樹「今日は後1時間だし、帰るぞ」 日葵「う、うん」 先生「夏芽さん。頭は大丈夫?」 日葵は少し痛みを感じたが「大丈夫です」と答えた。 日葵「はぁ~。入学式出たかったな」 一樹「中学初日から最悪だ」 と、2人はグチグチ文句を言いながら帰っていた。 すると、全く面識のない女の人から声をかけられた。 女の人「こんにちは!」 一樹「こんにちは」 日葵「こんにちは!」 挨拶を交わすだけかと思ったが、話しが続いた。 女の人「あの、カップルですか?」 一樹「は?!ち、違うし!」 日葵「そ、そんなわけないです!」 2人は顔を真っ赤に染めて言った。 女の人「あ、そうなんだ。良かったら2人で読モしてみない?あぁっ、必ず2人じゃないとダメじゃないよ?」 と、女の人は言った。 日葵「はい…」 女の人「あ。私、桜美事務所の花小泉 凛〔はなこいずみ りん〕といいます!決して怪しいものではありません!」 と、花小泉は焦って言った。
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