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「5」負の連鎖
その頃、僕は成績が右斜めに下がりはじめ、塾に行くことにした。学校帰りに毎日より、帰宅は、10:30という日常が始まった。これから、僕は、平日家族と一緒にご飯を食べることがなくなった。また、早く帰っても姉は出てこない。
こんな日々に母は寂しかったのだろう。まるで、家の中に一人でいるかのように。。
僕は、この頃全てが崩れた。
家で明るかった姉と顔合わせることが極端に減り、母は、心配をしすぎる。家に帰ると、姉と母が進路で揉めてたこともしばしばあった。
また、塾に入ってもうまいように成績は伸びず、むしろ下がっていった。部活では、AチームからBチームに落ち、生きがいを見失った。
家に帰れば、疲れ、学校が終われば、勉強をし、部活の自主練もして。。。
この時他にも、情報のグループ活動の提出物、学年末テスト、新入生歓迎会の一発芸(僕の部活の伝統で、今年は僕がやることになった。)
僕は、うまくいかない人生にストレスを感じ、過食を繰り返し。わずか1ヶ月足らずで、7キロも太った。これが高校一年の三学期である。
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