「1」出会い

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俺の名は、上野こうた。高校2年生だ。 俺には、可愛い幼馴染がいる。藤崎夏だ。 そいつはクラスの人気者で、俺とは別世界だ。 俺は、親が共働きなので隣に住む藤崎の家に行き、一緒にご飯を食べることがしばしばあった。 二月に入って、藤崎の家でご飯を食べる日の時のことだ。藤崎がバレンタインデーのことで、からかってきた。 「こうたってバレンタインデーでチョコもらえないでしょーww」 俺は、いわゆる地味なやつだった。そんな陽キャライベント俺が参加できるのかって話だよ!っと心の中でイラッとしたのを抑えて、 「あはは...そうかもねー」 といって軽く流した。 バレンタインデー当日、 その日も藤崎の家でご飯を食べることになった。 藤崎がまた突っかかってきた。 「チョコもらえたー?私、女子だけじゃなく、男からももらっちゃって、告白されちゃった~。こうたは、どうせ、もらえずに、妄想だけしてたんでしょ~ww」 藤崎の自慢が止まらない。 「カッコいい人だったんだけど、ちょっと私に合わないんだよなぁ。なんか積極性がないっていうかー」 口が止まらない藤崎をみて、イラッとした俺は 唇を奪って黙らせた。 藤崎は現状を理解していないようだ。 「そうだな。お前みたいな自己中なお姫様には俺みたいなやつがお似合いだぜ。」 こう言って、もう一回キスをした。 「いつものお返しだ」俺はこう言い残して自分の家に戻った。 次の日、朝学校へ行こうとすると玄関に藤崎がいた。 「責任とってよね。ばかこうた。。。 私の初キスと心を奪ったんだから....」 それから、俺は藤崎と付き合い始めた。
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