時空を超えた挑戦状

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時空を超えた挑戦状

 それは、アオイからの挑戦状だった。 「今日も帰って動画撮影するっしょ?」 「あっ、いや──今日は、やめとくわ」  いつも通りの放課後を提案してくる友人の誘いを振り切る。 「まさかお前、隠れてバレンタインのチョコでももらいに行くんじゃねぇだろうな?」  俺の素振りを勘ぐったのか、なかなか帰ろうとしない友人に対し、「ちげーよ」と、冷たく睨みつける。  疑い深そうに帰って行く友人の背中を見送ったあと、俺は校舎に戻った。
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