第1限目:入学式の朝

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あたしの両頬に涙が伝っていた。 「最低…。 」 あたしは、 自転車を運転しながら、 中学からの親友(高校は別々)の、 悠里にスマホから片手でLINEした。 葵:悠里、 ごめん。 今日、 夜お泊まりさせて。 返事待ってる ね。 葵。 送信した。 悠里とあたしは、 お互い、 自宅で親子喧嘩をすると、 お互いの自宅が避難場所になっていて、 中学時代も数回、 同様の事例があった。 悠里は、 モデルの玉城 ティナ似の可愛い女の子だった。     
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