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恵美先輩は、これまでの時間の、一人での作業を、愚痴を交えて、俺に話し手伝いを依頼してくれた。
俺は、恵美先輩の為ならと
「もちろん、手伝います。成宮先輩。因みに何の書類ですか?」
俺は、疑問に思い、恵美先輩に質問した。
恵美先輩は、コピーした紙を半分に折りながら
「うん、来月、上旬の『前期生徒大会』の議案書だよ。まあ、今日は、あたしと、大河だけだから、前期生徒会役員と各学年のクラス委員長分だけを完成させる。
後は明日、昼休みに、生徒会室に、各学年のクラス委員長を呼び出して、自分のクラス分の用紙を持ち帰らせて、放課後、議案書を、己の教室で、各自作って貰うつもり…。
大河、まあ、今日はそんな感じだよ…。さあ、作業を宜しくね。」
恵美先輩は、俺に向かって『左目』をパチッと一瞬閉じて、『ウィンク』をした。
俺は『有頂天』になりながら、恵美先輩の机の正面に、生徒会室の使っていない机と椅子を運び、恵美先輩と俺は、向かい合い、生徒会室で、2人きりの議案書の製本作業を始めた。
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