「1」出会い

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僕はウキウキしていた。 今日は中学二年生になる日だ。 どんなクラスになるのかなと思い、張り出されたクラス表を見る。 小野 「おっ、一緒じゃねーか!」 僕 「やったー!よろしくな!」 去年僕は、小学校の時から同じサッカー部だった、小野と同じクラスになった。が永井とは一緒ではなかった。 永井「うわー、俺同じ部活のやついねー(泣)」 僕 「まぁ、隣のクラスなんだから、すぐ会いに行くって」 永井「ほんとだぞー! じゃぁ、また後でな!」 そう言い残し、俺は小野と一緒に2年2組に向かった。 クラスには出席番号順の座席が貼ってあった。 うちの学校は、男子が1~20女子が31~50という変な番号になっていた。 今回は珍しく、僕は二番だった。 僕 「俺左隅の前から二番目のところだったわ~小野は?」 小野「俺左隅の前から六番目~ 俺、近くに加藤がいたわ、ラッキー」 加藤とは、同じ部活の仲間だ。 僕 「いいなーーー。俺、知らない人だらけだよー。」 小野「まぁ、頑張れって。」 そう言い残し、楽しそうに加藤と話している。 僕は、はじめのウキウキが緊張に変わり、不安が募った。 「きりーつ、礼、着席。」 「えー、本日から担任になるものだ。まー、よろしくー。まー、はじめは自己紹介からだな。そうだなぁ。まー、男子から出席番号順にー」 えーーーー!!、俺すぐくるじゃん! 僕は、あがり症なので焦った。 「出席番号一番、有賀弘です。えー、ゲームにめっちゃハマってます。よろしくおねがいします。」 (拍手) 本当にすぐきた。 僕 「はじめまして、上野陽太です。趣味は、サッカーです。ニックネームは、「うえてぃー」です。よろしくおねがいします。」 (拍手) この「ニックネームはうえてぃーです。」といったことによって、みんなから今後ずっと、うえてぃーと呼ばれるようになった。 そして、どんどん自己紹介が進んで行く。 安崎「はじめまして。安崎ななこです。 吹奏楽部に入っています。読書が好きです。よろしくおねがいします。」 僕の隣の子だ。去年小野と同じクラスだったらしく、静かそうな人だった。 はじめはそれだけだった。 そう思って、中学二年生の初日は終わった。
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