一章:恋する俺らの恋愛譚

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王葉乃学園高等部。そこが、俺らの学校だ。 教室の前を通り過ぎ、生徒会室に入る。 ここは王葉乃学園なんて仰々しい名前をしているが、実はヤンキー校だ。 男女関係なく生徒全員ヤンキー。 そんなことはどこにでも知られているはずなのに今年、ヤンキーでもないしお金持ちでもない平民女子が入学した。 ヤンキー校=バカ学校という認識はとうの昔に飛び去っていて、ウチの学校の成績は国内トップだ。 この話はそこで初の恋愛に挑む、俺ら生徒会の恋愛譚である。 「好きだ、俺に惚れろ。」 等々告白を俺らは何度も何度もしているが、彼女はまったく答えてくれないのだった。 -END-
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