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王葉乃学園高等部。そこが、俺らの学校だ。
教室の前を通り過ぎ、生徒会室に入る。
ここは王葉乃学園なんて仰々しい名前をしているが、実はヤンキー校だ。
男女関係なく生徒全員ヤンキー。
そんなことはどこにでも知られているはずなのに今年、ヤンキーでもないしお金持ちでもない平民女子が入学した。
ヤンキー校=バカ学校という認識はとうの昔に飛び去っていて、ウチの学校の成績は国内トップだ。
この話はそこで初の恋愛に挑む、俺ら生徒会の恋愛譚である。
「好きだ、俺に惚れろ。」
等々告白を俺らは何度も何度もしているが、彼女はまったく答えてくれないのだった。
-END-
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