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>物語りは恋たちがサンシャイン100のビルから落ちたところに戻る。
タンタン!
銃声が辺りに響く。ショットガンを持った男が、それを連射しているのだ。
「もうお止めください! ジーザス大佐。 その銃ではジョンにはもう届きません!」
1人の誠実そうな軍服を着た男が叫ぶ。ここはサンシャインの展望台のさらに上。
恋をここまで追い詰めたのだが、恋に飛び降りにげられてしまったのだ。
「この! この! ジーザスちゃん悔しい! だって恋ちゃんをせっかくつかまえたのに逃げちゃうんだもん」
ジーザスと呼ばれる男はオカマ言葉で喋る。しかしショットガンの乱射はいっこうに止める気配はない。
さすがにこの状況での乱射を続けるのはマズいと思った部下の一人がジーザス大佐の前に出る。そして銃口の前に立ち言う。
「申し訳ありませんが、もう気をおしずめください。我々陸幕二別の動きがばれてしまいます」
陸幕二別。かなり危険な日本の諜報組織である。それを聞いたジーザスは銃を肩に抱えると言う。
「分かったわ…」
しかし次の瞬間。タンと言う音が響いた。
「ぎゃああーーー!」
1人の部下の耳が弾丸により弾けとんでいたのだ。軍服を着た部下の一人が痛みで悲鳴をあげる。同時にジーザスはその部下に蹴りを入れ続ける。
ジャコ…。
ジーザス大佐はショットガンに一発充填すると何のためらいもなく蹴り続けている部下の足を銃弾で吹き飛ばした。
「ぎゃああーーー!」
叫ぶ部下の一人。
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