235人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ
コミュ力が欲しい
~~~~
瑞「ごめんなさい…ハンカチをと思ったのですが…無いみたいです……」
???「大丈夫ですッ気を使わせて、しまって…ごめんなさいッ初対面なのにみっともない姿見せて…」
瑞「あっえっと!!ダダ大丈夫!!落ち着いて!!」
落ち着くのは俺だ!バカ!…支離滅裂じゃねぇか……
とりあえず大人なんだから大人の余裕をだな…だがしかしこんな時に何をすれば…( ゚д゚)ハッ!
そうだ撫でたらいいんだよ!!デデーン
昔、俺が泣きわめいていたころ兄貴に撫でられたら不思議と心が落ち着いたし!
俺にできる事はこれしかねぇ!
恐る恐るその子の頭に手を置き優しく撫でた
のだが……その瞬間俺は自分のおつむの弱さと突飛な思考に後悔した……だって
???「うっうっ」
余計泣いてしまったのだから……
瑞「ごごごっごめんなさい!!いやでしたよねっ」
取り敢えずパッと手をその子から離して後ずさりした
うわぁ最悪
俺は兄貴に撫でてもらって泣き止んでたど…
そもそもやる相手が違いすぎる兄弟とは違い初対面の相手にそれやられても嫌だよなぁ……
俺さっきからやらかしてばっかり全然学習しねぇ…
???「ちがっちがうんです!!僕、嬉しくて!」
瑞「えっ?嫌じゃないの?」
まさかの返答だわ、びっくり…この子…
いい子過ぎでは…
???「違います全然、嫌じゃないですッむしろ迷惑でなければもっとして下さい」
その子はグイッと距離を縮めてきて俗に言う上目遣いをして顔を近づけてきた。…あっやばいこの子いい匂いがする!!
って違う…違うぞ!この子は男の子!男!おのこだ!落ち着け!俺!( ´ー`)フゥー...おけ!
瑞「えーと……うっうん…分かった!」
まぁ、よく分かんないけど嫌じゃないのなら…
撫でてって言ってるし撫でればいいんだよなっ
最初のコメントを投稿しよう!