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しょっぱなからやらかした
数分後
うーんなかなか、退かないなぁ〜何買うか悩んでるのかー??
数十分後
あれれー……おかしいぞぉ…………
かれこれ何十分もずっと自動販売機の前にいる人を見ているが…
全然、ええ…まったく、これぽっちもぉ~動く気配がない、てかなんか慌てた後でしゃがみ込んで、そこからふさぎ込み微動だにしない……困った…
あそこにずっと居すわられると買いにいけない!!
何故なら!!!あそこで無視して飲み物を買いに行く勇気が俺には一切ないからだぁー!!
てかなんで俺はさっきから馬鹿なことを脳内で、やっているのだろうか……
ああどうしよ、もういっそのこと
あの子は居なかったことして気にせず買おうかな。
このまま…あの子を見ていても、傍からしたら
ストーカーとか変質者にしか見えないし…
最悪の場合…通報されたりとか…
そっそれはだめださっさと買お!!
だいたいなんでこんなことで
悩まなきゃいけなんだよ!あの子スルーして、
ただ金いれてボタンをポチッ☆と押すだけだろ!勇気だして頑張れ、俺!為せば成る!!
だがしかしだな…スルーしようとはした、自動販売機に近づいて気付いてしまった…。
自動販売機の前に、この子が居るので無視して買うとなると、この子の頭上で
金入れて~
ボタン押して~
と言う行為をしなければいけなくなる…
正直この子を無視して買うなんて俺じゃなくても不可能だろ、……なので俺は声をかけて退いてもらうことにした。
ジリジリとその子に近づいて「ぁのっ」と声をかけた…のだが緊張しすぎてうわずった声になってしまった…。
あ〜これなら喋りかけないでさっさと帰っていればよかったかも知れない…でも
とぉきは!!戻せないのでこのまま続行して黒歴史を作っていくしかありませぬ〜!!
しかし、メンタルに大ダメージを食らってしまった俺は…さっきのうわずった声で変に思われていないだろうか…とか、いきなり声かけるとか、
ただの不審者じゃね?
とか、くだらない被害妄想を、悶々と考えていると、ふさぎ込んでいたその子がこちらを見上げ、口を開いて
???「あっごめんなさい…ここにいたら邪魔ですよね。」
と言ったさっきの俺の言葉??
だけでどうやら察してくれたようだ。
なんて気の利いた、いい子だろう…
あの、だけでわかるなんて……
察しの…いい子は俺好きだよ…。
とか上から目線のことを考えてる暇があれば…なんか返事しないとだよな!!
よし!!決まったぁこの言葉を俺はチョイスしよう!
キュピーン☆
瑞「いやだいひょうぶっれす!…………」
くっそおおおお!!またかよぉバカバカなんで噛むんだよ!そこはかっこよく『大丈夫だよ』シャラんららラーンって効果音出しながら言うとこだろ〜!おのれぇ日頃喋らないのが仇になったか…
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