わたくし大人ですから

1/1
235人が本棚に入れています
本棚に追加
/90ページ

わたくし大人ですから

???「…ふっ」 瑞「え?」 今なに?笑われた?? ???「あっごめんなさいえっと、すぐ退きますね…はい」 瑞「あっうっんッ」 今度は喘いでるよぉぉー!なんだよ 〔あっうっんッ〕って!!最後に♡(はーとぉ)つけたら完璧に喘ぎ声じゃん!!ああ~だめだ!ダメ!!気にしてらキリがない! よぉし、さっさと買って帰るぞ☆ お金を入れて温かぁいココアのボタンを押すと ココアがガコンッと間抜けな音をたてて出てきた はあ…やっと買えた… あったけぇ…。 にしても、買えたのは良いが… 先程からあっつい視線を感じるのは何故? 視線の方向に目をやると 先ほど、退いて頂いた。男の子が俺の事を見つめていた。 瑞「どどどっどうかしました?」 あっとぉここでも、どもってしまった 見た目どう見ても年下な子なのに 緊張してしまう…… でも初対面だもん仕方ないよネ!! ???「えっいやなんでもないです」 しかもあれんぇ??熱い視線は俺の勘違い?もしかしてぇ俺ってぇばッ自意識過剰?  瑞「そっそうです…か…」 もうこの返事しか思い浮かばねぇ 問題は相手からの返事だこいっ 瑞、???「「…………」」 おおっとこれはまさかの沈黙です! なんとも不思議!何故なの? 何故沈黙が生まれてしまったの!二人の間に何が起きたって言うの??? てかレベル高杉ますよ…← コミュ障が初対面の人間にこんだけ喋ってんだぞ?なのに沈黙?なにそれあったり前だろ! 初対面のそれも夜中におどおどとした奴が話しかけてきたら!! 俺でも不審がるわ…てか俺なら逃げてる… でも…でも…たとえ不審に見えても優しくしてぇ…だって俺は心に既にひびの入っているガラスのハートと言う爆弾持ち抱えてるんだから。 いつ爆発して粉々に粉砕してもおかしくないよ? はぁ、よし帰ろ〜なんかどうでも良くなってきたてか面倒くさくなってきたので! 切り上げて帰るぞ〜オー!! ………ん?いや、でも、まて!ここで帰って もし明日、行き倒れにでもなって ニュースにでもなっていたら目覚めが悪いのでは?? この子見た限り中学生?いや高校生か? こんな時間で一人で…しかも薄着だし寒そうだし ……こんなところで無視して帰ったら クソだし道徳的にどうなんだ?? 俺はそんなクソみたいな人間には なりたくはないぞ。 もう半分クソ人間だけどね。
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!