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わたくし大人ですから
???「…ふっ」
瑞「え?」
今なに?笑われた??
???「あっごめんなさいえっと、すぐ退きますね…はい」
瑞「あっうっんッ」
今度は喘いでるよぉぉー!なんだよ
〔あっうっんッ〕って!!最後に♡(はーとぉ)つけたら完璧に喘ぎ声じゃん!!ああ~だめだ!ダメ!!気にしてらキリがない!
よぉし、さっさと買って帰るぞ☆
お金を入れて温かぁいココアのボタンを押すと
ココアがガコンッと間抜けな音をたてて出てきた
はあ…やっと買えた…
あったけぇ…。
にしても、買えたのは良いが…
先程からあっつい視線を感じるのは何故?
視線の方向に目をやると
先ほど、退いて頂いた。男の子が俺の事を見つめていた。
瑞「どどどっどうかしました?」
あっとぉここでも、どもってしまった
見た目どう見ても年下な子なのに
緊張してしまう……
でも初対面だもん仕方ないよネ!!
???「えっいやなんでもないです」
しかもあれんぇ??熱い視線は俺の勘違い?もしかしてぇ俺ってぇばッ自意識過剰?
瑞「そっそうです…か…」
もうこの返事しか思い浮かばねぇ
問題は相手からの返事だこいっ
瑞、???「「…………」」
おおっとこれはまさかの沈黙です!
なんとも不思議!何故なの?
何故沈黙が生まれてしまったの!二人の間に何が起きたって言うの???
てかレベル高杉ますよ…←
コミュ障が初対面の人間にこんだけ喋ってんだぞ?なのに沈黙?なにそれあったり前だろ!
初対面のそれも夜中におどおどとした奴が話しかけてきたら!!
俺でも不審がるわ…てか俺なら逃げてる…
でも…でも…たとえ不審に見えても優しくしてぇ…だって俺は心に既にひびの入っているガラスのハートと言う爆弾持ち抱えてるんだから。
いつ爆発して粉々に粉砕してもおかしくないよ?
はぁ、よし帰ろ〜なんかどうでも良くなってきたてか面倒くさくなってきたので!
切り上げて帰るぞ〜オー!!
………ん?いや、でも、まて!ここで帰って
もし明日、行き倒れにでもなって
ニュースにでもなっていたら目覚めが悪いのでは??
この子見た限り中学生?いや高校生か?
こんな時間で一人で…しかも薄着だし寒そうだし
……こんなところで無視して帰ったら
クソだし道徳的にどうなんだ??
俺はそんなクソみたいな人間には
なりたくはないぞ。
もう半分クソ人間だけどね。
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