「天国で」

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「天国で」

『私ノ名ハ、ミオ。偶然カシラネ、同ジナノヨ』 ミオの頬を撫でると、ニコッと微笑んだ。 「ミオ、響……。僕とずっと一緒に」 響は返事の代わりに、抱きしめ返してくれた。 ふたりの間に入り込み、ミオはミャオーと鳴いたんだ。 これまで辛い人生でも、きっとこれからは大丈夫。 そう思える生き方をしなきゃ天国で笑えない。
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