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「ここで、長話は出来ないね。明日、じっくり話そうよ。この場所に一人で来てね。
僕も一人で行くから」
何かが掛かれたメモを渡され、開いてみると遊園地であった。
この深刻な話を、遊園地でしようとしているのか。
からかわれているのかと、黒羽を見ると真剣であった。
「僕、遊園地で遊んだ経験が無くてね」
「……そういう問題ですか?」
でも、主導権は黒羽にあるので、従わなくてはいけない。
「入口付近で、待ち合わせということでいいのですね?」
「入口にある、巨大な熊の前にしてね」
どうも、黒羽と話していると、からかわれているような気分になるのだが、
黒羽を見ると真剣であった。
「分かりました」
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