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少し冷めてしまったが、俺はエビマヨを完食すると、餃子を食べた。
「そうだね、木積さんにも、久住さんにも幸せになって貰いたいね」
木積も、夜の激しさを抜かせば、有能な頼りになる人物であった。
「デザートにしましょう。杏仁豆腐とアイスです」
餃子が残ってしまったなと、皿を見ていると松下がタッパーを持ってきて、
料理を詰めていた。
それをどうするのかと、目で追っていると、玄関に持って行っていた。
すると、玄関の隙間から手が出て来て、料理を全て持っていった。
「もしかして、広井さんですか?」
炊飯器のご飯も、全て持って行ったので広井であろう。
「そうだよ。広井さんも、木積さんの所に行ってみると言っていたからね」
広井は道端と一緒に、木積の所に向かうところであったらしい。
「言ってくれれば、広井さんの弁当を作ったのに……」
「ついさっき、連絡が来たからだよ」
広井も、俺と松下の話しを邪魔してはいけないと思っていたらしい。
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