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「俺も、木積さんの所に行ったほうがいいですね……」
話しを整理していると、久住を木積の所に行かせてしまったのは、
まずかったような気がしてきた。
「……行ってみようか?」
松下が小さく笑顔を作っていた。
まるでイタズラをする子供のような表情で、俺も少し同意してしまった。
「そうですね。行きたいです」
松下が駅前のレンタカーに電話をしていたので、俺は皿などを片付けて洗うと、
明海を抱えた。
『市来……又、変な事に首を突っ込んでしまったな……』
「変な事って、久住さんも木積さんも仲間ですよ」
松下と家を出て、レンタカーを借りると木積の所に向かった。
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