第十四章 残酷な神とやさしいボク 四

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「俺も、木積さんの所に行ったほうがいいですね……」  話しを整理していると、久住を木積の所に行かせてしまったのは、 まずかったような気がしてきた。 「……行ってみようか?」  松下が小さく笑顔を作っていた。 まるでイタズラをする子供のような表情で、俺も少し同意してしまった。 「そうですね。行きたいです」  松下が駅前のレンタカーに電話をしていたので、俺は皿などを片付けて洗うと、 明海を抱えた。 『市来……又、変な事に首を突っ込んでしまったな……』 「変な事って、久住さんも木積さんも仲間ですよ」  松下と家を出て、レンタカーを借りると木積の所に向かった。
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