第一章 人知れず咲く花

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「寒河江……」 「市来、邪魔です」  俺は、寒河江に摘ままれて、炬燵から落とされて畳に転がった。  小型化していると、体重が軽いせいかよく転がる。 不思議と大怪我はしないのだが、死保の中でもそれなりに痛い。 「寒河江、事件の内容を教えてよ……」 「まとめたら、呼びますよ」  寒河江が、又、集中モードに入ってしまった。
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