Chapter.1

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A「そこのホットドッグ食べてる君! 止まりなさい」 B「なになに?ナンパ?」 A「ぜんぜん違う。 この辺でね、 犯罪が多発してるからパトロールしてるんだよ」 B「えっー!犯罪者がたくさん居るのー!? 乙女のピンチ~」 A「うるせえな。 それより、名前とか分かるもの無い?」 B「アタシまだ学生だから~、 免許証は~持って無いの~」 A「この際、 保険証でもポイントカードでもいいよ」 B「えっ~とぉ…、 あ!プリクラならあるよ~。 ほら、見て見て~」 A「君ね、プリクラじゃダメに決まってるだろ。 しかもコレ、別人だし」 B「…アタシなんですけど?」 A「と、とにかく何かない? 学生なら学生証持ってるはずだけど」 B「学生証とかは~、 お財布に入れてるんだけど~」 A「入れてるんだけど?」 B「アタシ、財布を家に忘れちゃったの~。 名前教えてあげるからそれで許して?」 A「ったく、仕方な… 待て、財布ないなら そのホットドックはどうやって買った?」
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