序曲

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「こっちもゴメンなさい。逃がしちゃって…」 カルマとナオも埃を払いながら、マカの元へ来た。 「手応えは?」 「あっ、一応ありました」 「私の方も。無事には帰しませんよ」 カルマの鎌には血が付いており、シキがいた場所には血の跡が残っていた。 「ふむ…」 マカは腕を組み、顔をしかめた。 「2人の攻撃を受けて、無事に済むハズが無い。どこかでまた人を喰らうはずだ」 そこで深く息を吐き、後ろを向いた。 「大至急、網を張ろう。ソウマの店に戻るぞ」 「「はい」」 2人は頷き、3人は山を下りた。
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