2限目:2人だけの『恋ばな』

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恵美先輩が、 俺の顔を、 上目遣いで覗き込みながら聞いてきた。 俺は、 炭酸飲料を全て飲み干してから 「はい。 いいですねぇ…。 成宮先輩。 『恋ばな』しましよう。 成宮先輩と『恋ばな』なんて…。 ドキドキしてしまいます…。 」 俺は、 恵美先輩の好きな人が聞けたらと『期待』しながらも、 裏腹に『不安』も感じていた。 「大河はさぁ…。 『好きな人』居るの?」 恵美先輩ペースで『恋ばな』が唐突に、 俺への『疑問符』からスタートした。 俺は、 正直に、 包み隠さず『恵美先輩』です!と、 声を『大』にして言いたかった。 しかし…、 恵美先輩と、 生徒会室と言う密室に近い空間での、 2人だけの『恋ばな』なのに…。
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