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同じ中学校の出身だからか言う、
あいまいな答えしか、
俺には理解出来なかった…。
また、
同学年の生徒会役員や後輩の各クラス委員長を呼ぶ際は『苗字』呼び捨てなのに対し、
俺だけは下の名前の『大河』と呼んでくれるのだった…。
生徒会室では会議などがあれば、
こんなやり取りがあり、
だからなのか、
恵美先輩には、
この上なく『親近感』が自然と沸き、
恵美先輩への『片想い』の深度が深くなる一方だった…。
ある日の放課後、
俺は何の用事も無いにも関わらず、
恵美先輩の顔を見たいが為に、
校舎の3階の一番端にある、
生徒会室に向かっていた。
もしも、
生徒会室に『片想い』中の恵美先輩が居れば、
恵美先輩の用事のお手伝いをしながら、
楽しくお話が出来たらなと、
密かに画策していた。
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