1限目:先輩との運命的な出逢い

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すると、 恵美先輩は、 さっきまでの一人で辛そうな表情から、 一転、 満面の笑みを浮かべ、 嬉しそうに俺に話しかけてきた。 「大河…! ナイスタイミングだよ。 今日は生徒会の役員連中が、 塾だの用事だのと、 全く集まらなくてさ…。 今日、 用事の無かったあたしが書類作りを一人でやらされてたんだよぉ…。 もうぉ…、 疲れまくりだよ…。 大河、 生徒会室に入って、 入って。 さっき、 この生徒会の備品のコピー機で、 書類のコピーは、 終わったところ。 後は、 コピーした紙を半分に折って、 定数を何枚か重ねて、 ホッチキス止めだよ。 大河、 手伝ってくれるかな?」     
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